先日9月29日(月)18:30より、バンクーバー国際映画祭で行われた「バンクーバーの朝日」のワールドプレミア上映に行ってきました!
当日は石井裕也監督、キャストの妻夫木聡さん、亀梨和也さんが上映前の舞台挨拶に登壇されるということで、その日のチケットは争奪戦。。
私もあと数分のところでチケットが売り切れてしまい、掲示板などでチェックをするも「譲ってください」掲示ばかり。
それでもこんな機会はそうそうないからとどうしても諦めきれず、小雨の中2時間近く並んで当日券をゲット!!
キャストの大ファンであった私はこの映画が決まった今年2月ごろ、まさか!もしかしてバンクーバーで数ヶ月撮影!?とかなりテンションが上がったものの、100年前のバンクーバーの町並みを栃木県で再現と知りガックリときておりました。(巨大なオープンセットは、鑑賞中にセットだということを忘れてしまうくらい素晴らしかったです)
確かに、今のバンクーバーの町並みは随分変わってしまっていますもんね。
というわけで、今回こうして世界初公開の「バンクーバーの朝日」をキャストの皆さんと見ることができたことは本当に嬉しかったです!!
肝心の映画ですが、戦前貧しい日本を飛び出し、カナダに夢と希望を持って渡った彼らが結成した野球チーム「朝日」。
低賃金労働、白人からの差別、体の小さな日本人の弱小チームとバカにされながらも、全てを胸のうちに秘め、常にフェアプレーを貫いた朝日軍が少しづつ白人社会に認められていきますが、やがて戦争が始まり、、という実話に基づいたお話です。
それでも明るさを失わずに描かれているので、上映中は彼らのプレーを応援する掛け声や笑いが立て続けに起こり、実際に野球の試合を見に行っているような白熱感で会場中が一体になっていたように思います。
妻夫木さんもそんな観客の姿に涙が溢れたとおっしゃってましたね。
単純なお涙頂戴系の映画ではなかったです。後からじわじわと感動がやってくる、当時の日系移民の方達に想いを馳せながら何回かじっくり見てみたいそんな映画だと思いました。
12月20日の日本公開に合わせて、こちらバンクーバーでも12月19日から1月8日まで再上映がされるようです!
http://www.viff.org/theatre/films/fc8275-the-vancouver-asahi
ぜひこの機会にご覧になってみてください♬