3度目の引っ越しブログもいよいよ最終章、今回は一番の難関だった洗濯機についての話です。
まずはじめに、私は今まで部屋に洗濯機がないという家に住んだことがありませんでした。大抵の日本の賃貸がそうだとは思うのですが、一人暮らしなどのワンルームでも室内やベランダに洗濯機置き場があるものです。
日本に住んでいる時はもちろん、バンクーバーに来てからも家に備え付けの洗濯機と乾燥機がついていました。
ところが今回、人生初の洗濯機は地下の共用ランドリー室にあるだけ、という物件に引っ越しが決まった上に洗濯機は1つしかなく(その後1つ増設されましたが)、日に3回は洗濯機を回したい事を考えると、一体私は1日に何回ランドリー室と部屋を往復することになるのかと絶望に身をヨジリました。それも誰かが洗濯機を使っていたらスゴスゴと重い洗濯物を抱えて部屋に戻ることになります。。。
どうにか出来ないかと、仲介業者(landord)に洗濯乾燥機を個人的に自室に置いても良いかと聞いてみたのですが部屋に洗濯機を置く工事はできないと却下。。。
それでもどうしても諦めきれず友人に相談したところ、なんとキッチンの排水管を使って洗濯機を使えるようにしてくれるとの事!!素晴らしい!!
ということで、早速家電製品のお店に洗濯機を見に行きその場で購入。日本では乾燥機付きの洗濯機が一般的だと思うのですが、こちらは90%が洗濯機と乾燥機が分かれているタイプです。
私たちの家は洗濯機を置くスペースなどもちろん無いのでキッチンの横に置ける小さ目の、お店に1つだけあったLG製の一体型の洗濯乾燥機になりました。
そして2週間後無事に自宅に配送してもらい、友達に配管を繋いでもらっていざ洗濯機を回してみると、、、、うるさい上に振動がものすごい。。。。まさかこんなこと想定してもいませんでした。洗うモードの時はまだいいのですが、脱水になると家中揺れているんじゃないかと思うほどの振動。
これって下の人は相当うるさいんじゃないかと不安になっていたところ、速攻でlamdlordから「下の人から振動がすごいと苦情が来てる。まさか洗濯機とか自分で置いた?」と連絡が。
たった1回洗濯しただけで返品することになるのか、、と思いながらも、誤魔化すことは不可能だと思い正直に言ったところ「申し訳ないけど、個人的に置くのは認められてない」との事。
やっぱりダメか、、と思いつつ、「振動を少なくするように対策するからもう一回だけ使わせて欲しい」とお願いしてみたら、「次に苦情が来たら返品するということにしてくれればいい」というありがたいお言葉が!
まずは下の人に手土産を持って謝りに行き、対策してみるけどもしそれでもうるさかったら教えてくださいと伝えたところ、了承してもらえたので、次にネットで調べて振動対策に良さそうだったAnti-walk Silent Feet というパッドを購入。
洗濯機の4隅の足にに取り付けて、恐る恐る回してみると、、振動がかなり減っていました!!!
そして下の階の方に振動の程度はどうか聞きに行ってみると、ほとんど分からないしこのくらいなら大丈夫だよと答えていただけたので、本当にほっとしました。
これでやっと自宅で洗濯が出来る。ここまで約3週間長かったーーー!!!
と思ったのもつかの間、今度は洗濯中に大量の水漏れ。。。
はぁぁぁ、これほどまで日本に帰りたいと思ったのは初めてかもしれません。
排水ホースからではなく明らかに本体からの水漏れで、5回に3回くらいの確率でドバドバと漏れるので洗濯の間まったく目が離せず、こんなんじゃ素直に下の共用ランドリー使ったほうが全然楽なんじゃと相当弱気になりました。
気を奮い立たせて購入した店舗に連絡すると、LGに直接連絡してくれとの事でLGに掛け直し、相当待ったあとに「洗剤何使ってます?heってマークがついてる洗剤じゃないと漏れることがあります。」と。。
そんなの最初におしえてよー!!!と説明書を見たら、he洗剤をお勧めしますと書いてありました。。
ということで、he洗剤に替え、それからは水漏れはありません。
洗剤によってあんなに大量に水漏れするなんてあるんだ、、、日本の洗濯機じゃありえないよーーーと久しぶりに日本と他国の違いを実感させられ、日本製品の素晴らしさを実感したのでした。
洗濯機について長い記事になりましたが。こんな感じでまた下の人から苦情が来ない限りは自宅で使えることになりました。
今回の引っ越しは急に決まったところから始まって、落ち着くまでいろいろと本当に大変でしたが、こうして1つ1つ乗り越えていく事でいろいろと勉強させてもらったなと思います。
この古いアパートにいつまで住むことになるのか分かりませんが、私たちの経験が少しでも新しい移住者の方のお役に立てれば嬉しいです!